ジョン・レノンについて無駄にまとめてみた
12月8日はジョン・レノンの命日ですね。
そう、この人。
1980年の今日、40歳で殺されちゃったのですが、彼の影響を受けた人はミュージシャンだけでなく、あらゆる職種の人や経営者にもたくさんいます。
ジーズメンバーのほとんどの方から見ると、産まれる前に亡くなってしまっている人ですので、なにがすごいのか不思議に思う人もきっと多いですよね。
命日だし、アドベントカレンダーは非公式ですし、プログラミング的なことは完全に無視して、個人としてRockファンの私見全開で、超ざっくり「ジョンレノンについて」まとめてみたいと思います。
まず、こちらは有名な「イマジン」。
この曲は学校の合唱で歌ったりした人も多いのでは。
この曲のイメージでジョン・レノンといえば「愛にあふれた優しい夢想家」のイメージを持ってる人もいると思うんですが、私が感じているジョンの魅力はちょっと違います。
貼ってる曲(Youtubeリンク)をちょっとづつ聞きながら読むと、なんとなく伝わるかもしれないし、伝わらないかもしれない、ぐらいのエントリですがご容赦ください。
17歳でバンドデビュー。家庭問題がいろいろあるのですが、長くなるので割愛します。22歳でビートルズ結成。
ポールマッカートニーというとても音楽の才能のある1つ下のやつをスカウトして、ビートルズができます。
(Beatlesは「かぶと虫:Beetle」と「Beat:ビート」をかけた造語)
また、ビートルズの作曲者は全て「Lennon=McCartney」と連名ですが、どっちが作ったか聞けばすぐわかるのも特徴。ジョンの曲はやや重く暗く、ポールの曲はおしゃれで楽天的な感じが多いです。
このまとめでは、ジョン作曲の曲だけピックアップしました。
まずジョンを2曲。このころはいわゆるロックンローラーです。
Money
You Can Do That
初期のジョンの名曲。ワルでかっこいいですね。
ちなみにポールの曲も比較のために1曲
I Saw Her Standing There
さわやかです。ビートルズの初期はポールの曲のほうがいかにもビートルズっぽいです。
BEATLES中期
ジョン・レノン:25~27歳ぐらい
この時期はアイドルとしてのメディアのイメージに合わせるのが苦痛になっていきます。「俺そういうんじゃないんだよ!」という主張を一所懸命するようになります。
悩みまくってインドのエセ教祖のところに修行に行ったり、麻薬やったり、最初の奥さんと離婚したりします。ライブも止めてスタジオに籠って創るようになります。結果、迷走しているのに、音楽性はむしろ上がっていきます。
こちらは中期でもちろん全部ジョンの曲。
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
Rain
A Day In The Life
どれもかっこいい。
音楽性が高まり、自己主張も激しくなります。好きなようにやりたいジョンと、バンドとしてのまとまりを重視するポールでケンカが多発。
でもこの時期、ジョンレノンは名曲をとにかく連発してます。
この時期のレノン作曲はめちゃめちゃよいんですよね。。
こちらは全部後期のジョンの曲。
Strawberry Fields Forever
I am the Walrus
Yer Blues
※これはビートルズではなく、エリッククラプトンがギター、キースリチャーズ(ローリングストーンズ)がベース、ミッチミッチェル(ジミヘンのバンドの人)がドラムという豪華な単発企画のレア映像。
Hey Bulldog
Hapiness Is A Warm Gun
I Want You (She's So Heavy)
Don't Let Me Down
この時期のはかっこよすぎて好き過ぎて全部は紹介できません。。。ぜひ聞いてみてください。
そして1969年、最高傑作のアルバム「アビーロード」を自分たちで作ったレコード会社『Apple Records』から出して解散。(アルバム「Let it Be」は発売は後ですが、制作は先でした)絶賛ケンカ中だったとは思えない素晴らしい出来です。
この頃、後期ビートルズの影響を受け数多くのRockバンドが誕生し、1969年はRock史で最大の豊作年。ここら辺も語りたいのですが、長くなるのでやめときます。
気になる方がいれば忘年会で語らせてください!(いないと思いますが・・・)
奥さんのヨーコさんと一緒にJOHN & YOKO THE PLASTIC ONO BANDという活動を始めます。
この時期から、音楽で世界を変えるというメッセージ性の強い様々な活動をしていきます。その背景にはアメリカ参戦から10年以上続いて泥沼化していたベトナム戦争に対するヒッピームーブメントがあります。
最初に紹介した「イマジン」もこのころの曲です。
Mother
おもいですね…
GOD
“Don't believe ×××”の連発からの“believe in me&Yoko"がぐっとくる。
HAPPY XMAS (War Is Over)
この曲は今も定番ですね。Xmasシーズンにぴったり。
その後、1976年には音楽活動休止して主夫をはじめます。
5年後に音楽活動を再開しアルバム「ダブルファンタジー」を発売した直後、1980年12月8日、凶弾に倒れ40歳で永眠。
このジャケット写真は篠山紀信撮影。
WOMAN
ジョンレノンが影響を与えたもの
当時のインタビューを読むと、多くのファンもいましたが、逆に嫌いな人も一定層いたようです。
ビートルズをケンカで終わらせたり、音楽で戦争を無くす荒唐無稽な社会運動をはじめたり、主夫はじめたり・・・当時の社会からは反抗的で天邪鬼とも言われていたようです。実際、聖人とかほど遠い、ワルで変人の部類の人ですね。
でも、常識に背を向けていても、自分を信じて行動した人がセカイを変える。そういう可能性をジョンレノンの足跡が教えてくれるように思います。
APPLE社を創ったスティーブジョブズ氏も、がっつり影響受けていて公言していますよね。
※ちなみにAppleという商標は英国Apple Records(ビートルズ側)が持っており、20年以上訴訟状態でした。最後は和解し、それで2010年にBeatlesの全曲がApple Musicで配信されるようになります。
ついでにこちらも。
まとめ的な
いつかセカイを変えよう!と密かに目論んでいる方もジーズには多いと思います。
でも新しい事業やサービスをはじめる時は、たくさんの逆風がありますよね。
家族や友人の心配、上司や経営者、会社の風土のような見えない壁、法律やら商慣習、さらには自分自身の習慣がブレーキをかけてきます。
「自己満足」「余計なお節介」「非常識」「無理でしょ」など、そういう批判が自信を奪います。
そんな状況を突き破るには「知識」や「実力」だけではなく、『勇気』が必要です。
ジョンやビートルズの魂を継いだRockという音楽には、大勢に与せず、批判を受けても自分の信じる方向で前に進む「カウンターカルチャーの精神」が込められています。
新しいことを始める勇気が必要な方は、ぜひRockの名曲に触れてみることをおススメします!
以上、プログラミングとなんの関係もない、ロックおじさんの一人言でした!!
良い年末を!